フライパン腰くだけ一本勝負、「フライパンはお皿です!」。夜食&酒の肴に。
☆材料はいずれも一人分、小ぶりなフライパン使用し、そのまま食卓に。
料理・写真/小林キユウ


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手抜きだけど凝り性な味。
チキンカレー

〈材料〉
レトルトカレー 1袋
手羽元 3本
玉ネギ1/2個
ローリエ 1枚
サラダ油・塩・胡椒 適量

〈作り方〉
1.フライパンにサラダ油をひき、塩・胡椒した手羽元を皮に下にして焼く。しっかり焦げ目がついたら裏返して全体に火を通して、いったん取り出し、みじん切りにした玉ネギを軽く塩をして飴色になるまでじっくり弱火で炒める。
2.続いて、レトルトカレーを全量入れ、取り出しておいた手羽元、ローリエを入れ、蓋をして弱火で加熱し、手羽元まで熱が通ったら完成。ご飯皿を添えていただく。

メモ・手抜きしたい。でもどこか手の込んだ感を出してみたいという矛盾した思いが渦巻く中で生まれました。手羽元はカリカリが美味。気分によってレトルトカレーの銘柄を変えると楽しい。小林的にはカレーは、煮込み料理ではなく、炒め料理です、


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思い立ったらすぐに食べたい。
カレーうどん

〈材料〉
レトルトカレー 1袋
冷凍うどん 1玉
玉ネギ1/4個
めんつゆ(3倍濃縮)大さじ2と1/2
水 大さじ3
サラダ油・塩・胡椒・ネギ 適量

〈作り方〉
1.フライパンにサラダ油をひき、みじん切りにした玉ネギをじっくり炒め、レトルトカレーを入れる。めんゆつ、水を加えて蓋をして加熱する。
2.レンジでチンした冷凍うどんを加えて和えて完成。薬味に小口切りしたネギを。

メモ・発作的に無性に食べたくなるのがカレーうどん。レトルトと冷凍という保存食の雄がタッグを組んだメニュー。うどんを食べ終わったあと、締めにはご飯を入れて食べるのがお勧め。


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お手軽だけど豪華に見える。
鯛のお頭アクアパッツァ

〈材料〉
鯛のアラ(頭の部分)
アサリ 100グラム
プチトマト 4個
にんにん 1片
ワイン(日本酒でもOK)大さじ2
水 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
パセリ・塩 適量


〈作り方〉
1.鯛のアラは熱湯をかけて臭みを取り、軽く塩。オリーブオイルをひいたフライパンに皮を下にして焼く。焦げ目がついたら裏返して焼く。
2.みじん切りしたニンニクを加え、香りが出てきたら半分に切ったプチトマト、アサリを入れ、酒・水を加えて蓋をして蒸し焼きにする。
3.アサリが開き、全体に熱が通ったら仕上げにみじん切りのパセリを振って完成。味を見て必要なら塩を加える。

メモ・鯛のお頭でもアラとして安く売っているのを利用。トマトの酸味と甘さが海の味を引き立ててくれる。


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酒の肴にお勧め。
叩きキュウリのピリ辛炒め

〈材料〉
きゅうり 1本
鷹の爪 1本
白ゴマ・焼肉のたれ・醤油・ごま油 適量

〈作り方〉
1.キュウリはふきんに包み、すりこ木などで叩き、適当な大きさに指でちぎる。
2.フライパンにゴマ油をひき、弱火で炒める。一緒に小口切りした鷹の爪も入れる。
3.しんなりしてきたら、焼肉のたれを絡め、味を見ながら醤油を足す。仕上げに白ゴマを振る。

メモ・焼肉のたれは定番の「エバラ」か、「牛角」オリジナルの醤油味がお勧め。キュウリを生で食べるのに飽きた時にぜひ。


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これからの季節に。
焼きキャベツのスープ

〈材料〉
キャベツ 1/8個
コンソメ顆粒(あるいは固形) メーカーの指示通り。
水 300cc
レッドペッパー(あれば)
塩・サラダ油 適量

〈作り方〉
1.キャベツを芯の部分を残して8等分に切る(葉がばらばらにならないよう芯を残す)。軽く塩を振ってサラダ油をひいたフライパンで弱火でじっくり焼き、焦げ目を着ける。
2.しんなりしてきたら、300ccの水を入れ、コンソメ顆粒をメーカーの指示通りの量を入れる。焦らずじっくりと煮る。仕上げにレッドペッパーを指でつぶして振り掛ける。

メモ・キャベツの甘さを味わうならスープにするのが一番。ベーコンなどは入れずに潔くキャベツ一本勝負で。ただし、軟弱者なのでコンソメ顆粒は使います。